2014年1月14日火曜日

成人式

成人の日を迎えられた皆様
ご成人おめでとうございます!いよいよ大人の仲間入りですね。

さて、成人式とは、成人に達する人々を激励・祝福する行事のことです。現在の日本では男女共に二十歳になると成人として認められることになっていますが、昔はどのようにして成人を祝ったかご存じでしょうか?成人を祝う儀礼は古い時代から存在し、人生の新しい段階へ意味を付与する通過儀礼として行われてきました。

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男子の場合は、飛鳥時代後期に儀式として制定され、奈良時代以後は「元服(げんぷく)」と呼ばれるようになります。宮廷や貴族の社会では13歳〜15歳になると元服して少年の髪型を成人の髪型に変え、衣服も成人の服装に変わります。中世以降の武家社会では、およそ15歳になると男子には元服の儀式があり、それまでの幼名から大人の名前に改めました。

一方、女子の場合は、平安時代中期には13歳から16歳頃に垂らしていた前髪を結い上げて髪上げをし、「裳(も)」(正装の際に着ける衣を着てお歯黒をし、眉墨を描くことなどが許されるようになりました。鎌倉時代以降は、成人女性と認められると袖留を着るようになり、江戸時代には裳を着たりお歯黒や眉墨は結婚後となるなど、時代によって女性の大人入りは変化してきました。

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その他の世界の成人の通過儀礼として「バンジージャンプをする(バヌアツ共和国)」なんて珍しいものもあるみたいですよ(笑)

これからの舟渡、そして日本を担う新成人の皆さんに幸多かれ!